腰曲がり(後弯症)は病気です

5. 腰曲がり(後弯症)が身体に与える影響について

腰曲がり(後弯症)になりますと、身体に様々な悪い影響を及ぼします。まず、腰痛(腰のいたみ)が出ます。そして、身体が前に倒れて歩きづらい(手押し車や杖などの支えがあれば歩ける)、あるいはバランスがうまくとれなくて、歩くことができなくなったり、台所での家事仕事がつらくなってきます。また前がよく見えない、肩が凝る、手足がしびれることもあります。さらに、腹部が圧迫されて胃液が食道へ逆流する逆流性食道炎(逆流性胃食道症)も発症してしまいます。腹部の圧迫感に加えて、胸郭も圧迫されて呼吸機能も低下します。このような内臓の障害に加えて、女性にはとても重要なことですが、腰が曲がっていることで、年齢よりも老けて見られてしまうという整容的な異常が問題となります。これが原因で気持ちから若さも失われ、外出もせずに引きこもり、希望のない人生を送ることにもつながってしまいます。つまり、心理的ダメージが大きいのです。そうならないためにも、できれば背中や腰がしゃきっと伸びた若々しい姿勢が望ましいのです。

腰が曲がり、腹部が圧迫されている状態
腰が曲がり、腹部が圧迫されている状態
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