腰曲がり(後弯症)は病気です

8.パーキンソン病による首下がりと腰曲がり(後弯症)について

パーキンソン病は神経の伝達が壊れて筋肉が固まって動かなくなる、手足が震える、背骨が前に曲がってしまうなど、治療困難な病気です。内服で効果があれば良いのですが、一度腰曲がりになってしまうと、内服での治療は困難となります。パーキンソン病では筋肉がうまく働かないので、首と背中と腰を後ろへ引っ張る力が弱いため、非常に強い腰曲がり(後弯症)や首下がりになってしまいます。

当院に受診される腰曲がりや首下がりの患者さんの中では、腰曲がりや首下がりの程度の強い人にパーキンソン病の方が多い傾向にあります。このようなパーキンソン病による腰曲がり(後弯症)や首下がりは、現時点で手術療法がもっとも有効と考えられます。

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