腰曲がり(後弯症)は病気です

1. 背骨の形状と役割

背骨は正確には「脊柱」と呼ばれ、1本の骨のように見えますが、「椎骨」と呼ばれる24個もの骨が縦に重なってできています。上から首の部分が「頚椎」、胸の部分が「胸椎」、腰のエリアの「腰椎」、そして一番下の骨盤にあるのが「仙骨」と言い、総称して「背骨(脊柱)」と言います。

椎骨と椎骨の間には「椎間板」というクッションの役割を果たす円盤状で線維様の軟骨があり、椎骨にかかる衝撃を吸収して、しなやかな動きを可能にする役割を担っています。

また、背骨の役割は体を動かすだけでなく、体を支える大黒柱でもあり、また重要な神経を包み込むように保護しています。これら3つの作用で、人は立ったり、座ったり、運動したりをすることができるのです。

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